賃料は上昇傾向!都心の空室率・家賃動向を解説

あっという間に2024年も半分終わり、賃貸業界は現在閑散期です。

今ではコロナのパンデミックも落ち着き、コロナ禍で地方へと住居が移っていった状況もコロナ前へと戻りつつあります。

コロナ前のように都心に集中するようになり、都心の家賃は上昇傾向にあります。

どの程度上昇しているのでしょうか?一都三県のアパート・マンションの広さ別の家賃相場について詳しく解説していきます。

2024年から空室率がアップ

まずは、都心の空室率の移り変わりを検討していきます。

不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する、株式会社タスが発表した2021年12月〜2024年4月までの二年間の空室率のデータをまとめると、東京都全域・東京23区・東京市部・神奈川県・埼玉県・千葉県の空室率は以下のように推移しています。

ポイントが少ない方が、空室率が低い(=空室の割合が少ない)ことを表しています。

2021年終わり頃から、どのエリアも緩やかに減少を続け、空室率は年々低くなってきています。

コロナ禍から抜け出し、都心に人が戻ってきていることを表している可能性があり、今後も空室率は改善していく傾向にあると言えるでしょう。

分析:株式会社タス 賃貸住宅市場レポート ⾸都圏版 関⻄圏・中京圏・福岡県版 2024年7月
注釈:空室率TVI(TAS Vacancy Index:タス空室インデックス)

賃料は上昇傾向!一都三県面積別の家賃相場の変化

次に、不動産情報サービス・アットホームの「全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2024年5月)」から、マンションの世帯別平均家賃と平均家賃指数(2015年1月=100)の推移について、2023年4月から2024年5月までの動向を見ていきます。

2024年5月のマンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・埼玉県のエリアで二ヶ月連続して全面積帯で前年同月を上回り、ファミリー向けマンションでも神奈川県・埼玉県・千葉県で2015年1月以降最高値を更新しています。

アパートはファミリー向けが全エリアで前年同月を上回り、中でも、東京23区のエリアは 2015年1月以降最高値を更新しています。

では、エリアごとに詳しく見ていきましょう。

東京23区 平均家賃指数の推移(2015年1月=100)

平均家賃は全面積帯で前年同月を上回っており、カップル向きは18ヶ月連続で2015年1月以降最高値を更新しています。

アパートも前年同月比・前月比ともに全面積帯で平均家賃が上昇。

カップル向き・ファミリー向きは2015年1月以降最高値となり、カップル向きは三ヶ月連続、ファミリー向きは五ヶ月連続の更新となっています。

出展:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2024 年 5 月)|アットホーム

東京都下 平均家賃指数の推移(2015年1月=100)

全面積帯で前年同月を上回っていますが、シングル向き以外の3タイプは前月と比べ下落しています。

マンションと同様、全面積帯で前年同月は上回っていますが、シングル向き以外の2タイプは前月と比べ下落しており、中でもファミリー向きは四ヶ月連続で下落しています。

出展:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2024 年 5 月)|アットホーム

神奈川 平均家賃指数の推移(2015年1月=100)

平均家賃は全面積帯で前年同月を上回り、シングル向き・ファミリー向き・大型ファミリー向きは2015年1月以降最高値となっています。

中でも、ファミリー向きは七ヶ月連続、大型ファミリー向きは四ヶ月連続の更新となっています。

全面積帯で前年同月を上回っており、中でもカップル向きは二ヶ月ぶりに上昇し、2015年1月以降最高値を更新しました。

出展:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2024 年 5 月)|アットホーム

埼玉 平均家賃指数の推移(2015年1月=100)

埼玉のマンションも、平均家賃は全面積帯で前年同月を上回っており、カップル向き・ファミリー向きは2015年1月以降最高値となっています。

中でも、カップル向きは六ヶ月連続の更新です。

アパートも、全面積帯で前年同月を上回っています。

カップル向きは二ヶ月連続で2015年1月以降最高値を更新しています。

出展:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2024 年 5 月)|アットホーム

千葉 平均家賃指数の推移(2015年1月=100)

前年同月比は、大型ファミリー向きのみ下落し、それ以外の3タイプが上昇。

シングル向き・カップル向き・ファミリー向きは2015年1月以降最高値となり、カップル向きは七ヶ月連続の更新となっています。

前年同月比・前月比ともに全面積帯で上昇し、シングル向き・カップル向きは四ヶ月ぶりに上昇しました。

出展:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2024 年 5 月)|アットホーム

家賃は全国で上昇傾向!

都心だけでなく、全国的に平均家賃が上昇傾向にあります。

リモートワークの廃止や住宅価格が上昇していることもあり、賃貸物件の家賃は上昇を続けるでしょう。

付近のライバル物件の家賃動向に目を向け、家賃アップの波に遅れないようにしましょう。

しかし、ただ家賃アップをするだけではなかなか入居は決まりません。

繁忙期に合わせて入居をつけるためには、今すぐにでも空室対策を手掛けることをおすすめします。

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